更新:2017.1.10 作成:2017.1.10

障害を取り除くためのおまじない:ガネーシャ・マントラの唱え方

マントラを唱える時に一番初めに唱えることが推奨されているマントラ、ガネーシャ・マントラをご紹介します。インドでは障害を取り除いてくれる神様としてガネーシャは崇められています。
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目次
  1. 障害を取り除くためのおまじない:ガネーシャ・マントラの唱え方

障害を取り除くためのおまじない:ガネーシャ・マントラの唱え方

マントラとは?

みなさまはマントラを唱えたことがありますか?


私のヨガの師匠はヨガのレッスンの後に必ずマントラを唱えるように教えて下さいました。

ヨガや瞑想の世界で一番良く知られているマントラはきっとOM(オーム)だと思います。OMを唱えるだけで精神や肉体の不調和なところが調和を取り戻して行くと信じられています。

その次はきっとガヤトリ・マントラ(Gayatri Mantra)やオム・ナマ・シバヤ(Om Namah Shivaya)、オム・ナモ・ナラヤナヤ(Om Namo Narayanaya)、ハーレ・クリシュナ(Hare Krishna)のマハ・マントラ(Maha Mantra)などヒンドゥー教の神様の名前を重ねて何度も唱えるマントラでしょう。

きっとヨガをしているみなさまの中にはヒンドゥー教について、あまり接する機会がなかったり、これまで興味がなかった、という方もいらっしゃると思うので少しずつマントラの効用や種類などと共にヒンドゥー教の神様のお話も紹介して行きたいと思います。

マントラとは一体なんでしょうか?

マントラとはサンスクリットで「文字・言葉」を意味し、短い言葉の節にある音の響きには魔術的な力が含まれていると信じられています。インドやバリにおいて人々は日常生活や儀式で広く唱えています。

日本の感覚でいうと、”呪文” や ”おまじない”といった意味合いを持つと思います。

学術的にもマントラの効果は学者の間でも研究がされています。ハロルド・コワード(Harold G. Coward)氏は彼の著作 “Mantra: Hearing the Divine in India and America”において「マントラを唱えることで個人の意識は宇宙の神聖な音の世界を体験することがある。」と記しています。
更にハロルド氏は「マントラを唱える行為は記述や認識的な解明を通して立証はされていないが、複雑な振動、或は感情のトーンが行為者の中で創造されることでその効果を確かめられる」と述べています。マントラには様々な用途に応じた特定のマントラが存在します。また、マントラには治療効果があると信じられている他、身の安全を守ったり障害を取り除いたりする特定の神の名前を唱えることで加護を受けることができるとされています。

マントラと私の個人談

私はヨガの師匠から教わる前にマントラを唱えていました。その頃、博士論文を書かなくてはいけなかったのですが、私の場合、インスピレーションを受ける音楽をかけながら執筆することがとても大切でした。それまで聞いていた音楽は何度も聞いていたり、すぐに飽きてしまったりしたので、独自にインターネットで調査を始めました。そしてあるとき、偶然見つけた音楽の中にマントラが含まれている曲を見つけました。その曲を聞いたとき、その音色と澄んだ声、そしてストレートな調べがとても気に入り、それから5年くらい毎日聞いていました。ふつうのポップ・ミュージックの音楽や、クラシックの音楽でさえも数回聞くと覚えてしまい、飽きてしまう私が、こんなに長い間、毎日聞いても飽きないなんて、普通じゃない・・・という驚きがありました。マントラを聞いていると、不思議なことに仕事がとてもはかどるのです。初めは何を言っているのか分からないけれど、素敵なしらべだなと思って聞いていましたが、1年以上ただ聞いていた曲を、なぜか急に歌いたくなって、歌ってみることにしまいました。
そこでアーティストのウェブサイトを訪れ、曲の歌詞をダウンロード、プリントアウトして、片言ながらも少しずつ一緒に歌ってみました。
すると、驚くことに人生のあらゆる面で変化が訪れ、周囲の状況がガラガラと崩れ落ち変わって行くという経験をしました。

それは、ちょうど宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」で主人公のシータが昔教わった"困った時のおまじない"を何げなく唱えたときに、眠っていた飛行石の力が目覚めてしまった時と同じような感覚だったと思います。

もちろん、映画のように視覚的なドラマチックな展開ではありませんでしたが、ヨガをプラクティスし、マントラを唱えている方はきっと誰もがマントラの持つ不思議な力を認識していると思います。

それでは、ここから、障害を取り除くために唱える「ガネーシャ・マントラ」をご紹介します。

ガネーシャ・マントラ

象のように強靭な神様:ガネーシャ

ガネーシャはヒンドゥーの神様の中のマントラで順番としては一番初めに唱えることが推奨されている神様です。みなさまも象の頭を持つ神様、と言われればきっと一度は見たことがあるのではないかと思います。

象のように強靭な力を持ち、「障害を取り除いてくださる」神様として最もよくしられています。インドでは重いものを持とうとして持ち上がらなかったりするとガネーシャのマントラを唱えながら持ち上げてみる、というようなことを庶民の人々はしていたりします。
どうして頭が象なの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ガネーシャには色々な伝説が伝わっていますが、シバ神(Lord Shiva)とパルバティ(Parvati)の間に生まれた子供としてよく知られています。ここではヒンドゥー教に伝わる教典、シバ・プルーナ(Shiva Purana)に伝わる説をご紹介します。

ガネーシャの頭

カイラシュ山(Mount Kailash) でシバ神の妻であるパルバティはシバの帰りを長い間待っていました。パルバティはお風呂に入る前にシバの牛であるナンディにお風呂に入っている間は誰も中に入れないように、指示をし、ドアの前を護らせました。しかし、シバが帰るとナンディは自分の主人であるシバを尊重し、パルバティの言いつけを破ってシバを中へ入れてしまいました。
自分の言いつけを護らない家臣に怒り、パルバディはお風呂に入りながら自らの体からターメリックの粉を集め、それに息を吹きかけて男の子、ガネーシャを創りました。
ガネーシャにパルバディはお風呂に入っている間ドアの前を護らせ、何があっても誰も中に入れないように言いつけました。
パルバティがある日、家でお風呂に入っている間に入っている間、シバが帰り、中に入ろうとすると、シバが自分の父親であることを知らないガネーシャはドアの前に立ちふさがり決して中に入れませんでした。普通の男の子ではないという気配を察したシバ神はその男の子を即座に首を切って殺してしまいました。
パルバティがお風呂からでてこの事実を聞くと、怒りシバに世界の創造を滅ぼしてしまうと言います。創造の神であるブラフマーはこれを聞き現れ、パルバティに怒りをなだめるように頼みます。パルバティは息子が命を取り戻すことと、生き返った息子を全ての神の前に崇拝されることを条件とし、計画を取り消すこととします。この頃には正気をとりもどしたシバ神はブラフマーに息子の頭を探させに行きます。北に顔を向けて横になっている、初めてみる生き物の頭を持って帰ってこいと命令します。ブラフマーは強靭な象を見つけ、頭を切り取り持ち帰って、ガネーシャの頭に据え、命を吹き返せます。命が吹き替えるとシバ神はガネーシャを自らの息子だと宣言し、全ての神の前に敬われる神としてのステータスをガネーシャに授けました。

ということで、ガネーシャは象の頭を持っているにも関わらず、儀式などでも一番初めに崇められる神様なのです。

https://kr.pinterest.com/brunner0347/lord-shiva-parvati/

障害を取り除くとは?

障害を取り除くということはどういうことでしょうか?
「何か自分が成し遂げたいことがあるのに、何か自分でも分からないものが妨げになって、状況がなかなか前に進まない」とか「本当はもっとこうなりたいのに、自分におなじみの行動パターンがなぜか足を引っ張っている気がする」とか感じたことはありますか?あるいは「夢があってやりたいことがあるけれど、時間がなかったり、お金がなかったり、勇気がなかったりしてなかなか踏み出せない」などが挙げられます。
とにかく物理的にも、障害物があっては何事も成就できません。

そこで、初めにガネーシャのマントラを唱えるわけです。

仏陀はある日、教えて欲しいとお願いした弟子に、次のように説きます。
「私の教えを十分に習得するには、まず自分の持っているコップの中に入っている水を全て空に必要がある」と。
新しい教えを正しく学び取るには、また、新しい境地を開くためには、今まで自分が正しいと思ってやっていた習慣を、まずは空にして気持ちを新たにすることが大事なのです。

Om Gam Ganapatayei Namaha

それでは一番よく知られているガネーシャのマントラをご紹介します。

Om Gam Ganapatayei Namaha
オム ガム(ガン) ガナパタイー ナマハ

発音の仕方は以下の音源から確認することをお勧めします。

Ituneなどで簡単に購入も出来ます。
このマントラを108回唱えると良いと言われています。

108回を数えるためにマーラ、数珠を持って数えると効果的です。

マーラを持ってマントラの唱え方

マーラの持ち方と数え方

まずはマーラを右手に持ちます。持つ時に下の写真のように中指にかけて、親指で一つ一つ数珠のビーズを引いて行きます。ここで注意したいのはマーラを持つ時に人差し指がマーラを触れてはいけないということです。人を指す指でビーズを触れてはいけないそうです。
108回数え、一周したら次は方向を変えて、ビーズを親指で押して数えます。マーラの真ん中のビーズを越えて数えることは良くないこととして教えられます。ですので、みなさまも真ん中のビーズまでたどり着くとまだ方向を戻して親指で押してから戻って来て下さい。そしてまた、一周したら、今度は方向を変えて親指で引いてから数えます。真ん中のビーズは通常少し大きいサイズであってり、数珠の輪から独立して繋げられていたりします。このビーズは109個目のビーズで108回を数える時に含めなくてもいいビーズです。
ということで、108回を何度唱えてもいいわけですが、私は気分によって1回〜2回くらい唱えた後、他のマントラに移行する方法をとっています。

なぜ108回なのか?と疑問に持つ方もいらっしゃると思いますが、ヒンドゥー教、仏教と共通して108回が聖なる回数として伝わっています。108回唱える時間がなかったら半数の54回を唱えてもいいと言われています。

ルドラークシャのマーラ

シバの涙と言われているガネーシャのマントラを唱えるにはルドラークシャ(Rudraksha)のマーラが適しているでしょう。ルドラークシャは菩提樹の実で身につけているだけでも心を落ち着かせて、精神を浄化させてくれる効果があると言われています。

この頃はとてもおしゃれなルドラークシャのマーラもたくさん販売されているために、普段はアクセサリーのように身につけて、マントラを唱えたくなったら外して手に持って唱える、という方法も良いでしょう。

マントラを唱える専用のシンプルなルドラークシャのマーラとおしゃれなジュエリーようのマーラの二つ以上もっているといいかもしれません。

以下のウェブサイトでは綺麗なルドラークシャのマーラが販売されているので、見てみて下さい。心も体も美しく灯してくれるでしょう。

なお、クリシュナのマントラを唱える際にはツルシ(tulsi)の木で出来たマーラが推奨されているので、一緒の持っていても良いかもしれません。
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